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株式会社トーナンコーポレーション|日々雑感

Vol.003 2007.3.10

今年は超温暖化の影響で、ついに東京には雪は降らない感じです。
しかも、そろそろ桜が咲いてしまう。これを異常気象と呼ぶのかそれとも、当たり前になってしまうのかは気がかりです。
もしかしらた、我々に伝えられている以上に、地球環境の変化は激しいのかもしれません。元アメリカ合衆国副大統領のアル・ゴアの著書『不都合な真実』は目前に迫っているのならば、正に不都合な事が起きるのでしょう。人類は便利さや快適さを求めるあまりに地球環境を破壊してきました。でも、便利になることがすべて良いことなのでしょうか。本当は不自由なことがあるから、人は考えて知恵が生まれるのでしょう。では、この便利さが当たり前過ぎる世の中で、敢えて不自由さに飛び込む勇気が必要ではないしょうか。

『不自由じゃない不都合』

一見矛盾を感じるかもしれないですが、何でも簡単に出来てしまう現代社会では、不自由なことは多くありません。例えば健常者は駅の階段やエスカレータに自由に乗れます。しかし、車椅子の人は特別なエレベータに乗るか、無い駅では、階段に設置された簡易エスカレータでホームに上がります。
正に不自由極まりないのです。でも、普段自由が利かない障害者の方に取っては、家に引きこもるよりは社会に出て色々な事が見れることは、とても嬉しい行為なのす。また、携帯電話の普及で待ち合わせ時間に遅れる人が多くなりました。これも、不自由でない不都合です。

最近は社会の中で障害者の方に対して大分環境整備が施されて来ました。バスも車椅子対応車両も増えましたし、ノンスッテップバスは高齢者に取っては優しい乗り物になりました。以前TVで見たのですが高齢者疑似体験をする施設があり、特殊な服を着て実際のお年寄りと同じ体験が出来るのです。
その特殊な服の中には、鉛が入っていたりして、普通に歩くのも不自由になります。ましてや、ちょとした段差でも躓くのです。

高齢化社会に向けての社会基盤の整備は以前に比べては充実してきました。ただ、ハード面のインフラは出来ても、ソフト面(心のふれあい)はどうでしょうか。電車やバスで席を譲る光景はかなり減った気もします。
意外に若い人の方が譲るケースが多い感じもします。私も早起きをして始発に乗ったりして、目の前にお年寄りが来ると心がチクチクします。正直、前の日に飲みすぎたりすると寝てしまいます。(ーー;)
先にも述べたように、席を譲らないし、マナーが悪いのは、意外に中高年に多いのです。本来は若い人の手本になるべき世代が情けないのです。

コミニュケーションを私なりに定義すると、心と心の触れ合いです。そのコミニュケーションが社会の中でかなり欠如しているのには、大人が子供化していたり、若い世代が大人との接点が少ないのが原因かもしれません。先日、ある会社の管理職の人と話をしていて、新卒者との事前面談があった時に、何を考えているか全く分からないと言ってました。また、職場にいる若手社員でもかなりの世代的なギャップを感じると。
私も、どのように伝達したら良いかは悩みます。最近感じたのは、何かを依頼する際には、常に目的を話すことが大切かと思いました。例えばプレゼンの資料を作成してくれと頼むとします。その際になるべく早くと言った頼み方はNGです。それよりも、次回のクライアントとの定例会議で必要だから、5部作成してくださいと目的と一緒に話すと、いつまでに、どのように作成してコピーすればいいかを、若手自らが考え、主体的に仕事が出来るようになるはずです。

現代社会の若者は兄弟が少ない家庭環境で育ち、一方で、早い時期からインターネットに慣れ親しんでいます。
そのために、同質の価値を持った人(友達など)とは、意思疎通が出来ても、異質な人(特に大人)とはコミニュケーションが苦手な人が多いのも事実です。やはり、地域コミュニティーが崩壊して核家族化が進んでいる背景があるので、アニメのサザエさんのように、三世代同居は稀になっています。
以前は、必ずカミナリオヤジが悪さした子供叱ってました。そんな、光景は殆ど都会では見られません。
この不自由でない世の中が、人として最も大事なことを疲弊させて行き、閉塞感のある格差社会を形成しているのかもしれません。正に不都合な社会が進化しているのです。

恐らく、インターネットを軸にした情報化社会は歯止めが聞きません。あっという間に、情報が世界の裏側まで走り抜けます。確かに便利である反面、触れて欲しくないことや、見なくていいものまでがリアルに伝わってきます。
でも、そこにあるのは、バーチャル的な痛みの無い世界であるため、人の痛みや不自由なことを乗り越える皮膚感覚が不足しています。特に若い時こそ、自らを不自由な世界に身を置いていることが、後々にもっと大きな自由を手に入れると確信します。自分→自らを分けるです。自らを分ける行為を人に施すことにより、必ず自分に戻ってきます。

そして、最後は
believe in yourself 自分を信じて諦めないです。




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