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株式会社トーナンコーポレーション|日々雑感

3/2/10 更新)
Vol.002 2010.02.27

早いもので2月も今日で終わります。先日ようやく春一番も吹き、春はもうすぐそこまで来ています。しかしながら、経済の春はまだまだ見えてきません。
デフレは底知らずで突き進み、政治もお坊ちゃま総理がKY振りを日々発揮している状況です。冬季オリンピックでは浅田真央選手の銀メダルと、明るい話題もありますが、日本の未来への希望はまだまだ見えません。ただ、今すべき事は、未来への布石を創る事が明日への希望となる事は、間違いありません。

『言語文化から見る世界』

私も知らなかったのですが、2月21日は「世界母語デー」と言って、言語と文化の多様性を尊重し、世界各国の言語を守る目的で、ユネスコが定めた国際デーだそうです。正直、今まで言語に興味を持ったことなど無かったのですが、世界には6,000以上の言語があると言いますが、その半数が今世紀中に消滅してしまうと言う説もるのです。

そんな背景の中、今月上旬のニュースで、インド領アンダマン諸島で、先住民が話す言語の最後の話者が相次ぎ亡くなり、二つの言語が消滅したそうです。この事実は、その国と言うか民族が途絶えた事を意味しますし、何百年、何千年と受け継がれて来た文化が消滅するのはとても切ないことです。

我々の日本語が消滅するとなったらと考えると、その時点で日本の伝統も文化もすべて伝える事が途絶えるに等しいのだと思います。しかし、近年では、正しい日本語を話せる人が減りつつあります。特に若い世代の言語力低下、表現の単純化が指摘される声も多々あり、危機感も感じます。ただ、言語が重要であるとの反面、情報量が多すぎるため、言葉を軽視した風潮もあるのも事実ですね。

人は社会や会社又は身近では家族との、コミニュケーションには共通の言語を使っています。それは、日本語と言う言語は元より、その組織内での言語での親近感や一体感となりそれが理念を体感する側面でもあったりします。

先日の、トヨタ自動車、豊田社長の米国公聴会出席は記憶に新しいですが、あの公聴会の場面で世界で一番多く使われる言語の、英語で話す豊田社長は我々日本人には違和感を感じると思うのです。しかし、日本語と言う言語をどのように翻訳されるかによっても、伝わり方が全く違っても来ます。豊田の十八番である、「改善」精神は世界では「カイゼン」と訳されます。又は、「勿体無い」もMOTTAINAIとされます。それは、英語に翻訳が出来ない精神であり、言葉である象徴だと思うのです。

言葉と言うのは、心の思いを響かして声として顕すことですので、その心や精神までを正確に伝えることは共通言語以上に困難であると考えます。今回のトヨタが米国の公聴会に呼ばれるほど、メイドインジャパンが世界に認められるまでになった事実と、国際化社会の枠組みでしか生きれないと言う現実を垣間見たことだと感じます。

21世紀は亜細亜の時代と呼ばれています。また、新興国の台頭も著しいと思います。しかし、日本は20世紀でどん底と頂点のふたつを同時体験した、唯一の国でもあります。今後新興国がどのような道を辿るのかもある程度は予測がつきます。今こそ、日本人が日本人らしさでいられるためには、国際社会において、翻訳されない日本語と言う言語を持つ民族としての、立ち位置を粛々と進んで行けば、必ず日本の道が開ける希望となると確信しております。

そして最後はbelieve in yourself 〜自分を信じて諦めない〜です。


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